JIADSの歯周病の勉強会コースに参加してきました。

皆さま こんにちは

古市まちのひかり歯科クリニック 院長の堀です。

 

11月の18日と19日に大阪でJIADS(The Japan Institute for Advanced Dental Studies)の歯周病治療に関する勉強会を受けてきました。

18日は土曜でしたので病院を休診とさせていただきました。そのため土曜日希望の患者様には大変ご迷惑をおかけしました。その代わりにしっかり勉強しましたので今回のことを患者さんに少しでも還元できればと思います。

また今回は6ヶ月のコースなので毎月1回、4月まで土曜日を休診させていただきますので重ねてお詫び申し上げます。

 

今回はコースの第1回目でした。

 

まず 歯周組織の基礎 解剖、組織、病理や歯周治療における診査・診断。歯石取り(スケーリング・ルートプレーニング)の基礎と実際を講義で学んだのち、模型を使い歯周病検査の正確な取り方、記入方法など基礎の基礎を学び直しました。

医療は日進月歩ですが基礎の部分では変わらない基本理念があり、そこがブレてしまうと上に積み重ねていくものが歪になってしまうことを再認識しました。

 

何事も基本がやっぱり大事ですね。

 

歯周病という病気は沈黙の疾患(Silent disease)です。

患者さんの自覚なしに病気が進行していることが多いです。

患者さんに自覚がないということはそこまで悪くなっている認識があまりない場合が多いと実際の臨床の場では感じます。

そのため自分達歯科医療者が考えている病気の程度と患者さんが考えている病気の程度が大きく乖離しているとこちらが提案する治療と患者さんが必要と考えている治療にも乖離が出てしまいます。

ここで大事なのは患者さんの病態と患者さんの病気に対するイメージを同じにすることで適正な治療を提案できるようになるということです。

そのため歯周病の患者さんに対してレントゲンや写真、病態を表している図や模型などを用いてしっかりと説明することが大事になります。

 

これからあと5回、4月までコースは続きますが今回が一番基礎的で今までやってきたことの再確認になりますが、もっとも大事なことではないかと感じました。

これからもしっかり勉強し技術と知識を自分のものとし、患者さまに還元できるように切磋琢磨していきますので何卒よろしくお願いいたします。

 

院長のホリ

 

今回の格言

『知識なき実践は暴力である。

 実践なき知識は無力である。』